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戦後ドイツ、男性同性愛を禁ずる刑法175条のもと
愛する自由を求め続けた男の 20余年にもわたる物語
戦後ドイツ、
男性同性愛を禁ずる刑法175条のもと
愛する自由を求め続けた男の
20余年にもわたる物語
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第二次世界大戦後のドイツ、
2021年カンヌ国際映画祭ある視点部⾨審査員賞受賞、
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主人公ハンスを演じたのは、ミヒャエル・ハネケ監督『ハッピーエンド』(17)やドイツ映画賞主演男優賞に輝いた『希望の灯り』(18) などで大きな印象を残した次世代スターで、ダンサー・振付師でもあるフランツ・ロゴフスキ。非人道的な法に踏み躙られながらも愛を諦めないハンスの消えない炎のような魂を、少ない言葉と雄弁な身体で表現している。当初はハンスを嫌悪しながらも、次第に心をほどいていくヴィクトールを演じたのは、演技派ゲオルク・フリードリヒ。唯一無二の関係性を絶妙な距離感で具現化した二人のケミストリーは各国メディアから激賞された。監督は、オーストリアの俊英セバスティアン・マイゼ。撮影監督は『燃ゆる女の肖像』(19)のセリーヌ・シアマ監督が初期代表作でタッグを組んだクリステル・フルニエ。「レンブラントの絵画のよう」と評された美しい陰影は観るものを魅了して離さない。 カンヌを皮切りに世界各国の映画祭を席巻し、2022年レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~でも絶賛が相次いだ待望作がついに劇場公開。
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監督・脚本:セバスティアン・マイゼ
Sebastian Meise
1976年、オーストリア・キッツビューエル生まれの映画監督、脚本家。長編デビュー作「Still Life」(未・11)はサン・セバスチャン国際映画祭でプレミア上映され、ディアゴナーレ・オーストリア映画祭で最優秀長編映画賞など数々の賞を受賞した。ドキュメンタリー映画「Outing」(未・12)はHot Docs カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭で上映された。本作『大いなる自由』は長編フィクション第2作目となる。ウィーンを拠点とする制作会社FreibeuterFilmの共同設立者でもある。
フィルモグラフィ
2021: 『大いなる自由』
2012: 「Outing」(未)
2011: 「Still Life」(未)
2008: 「Namut」 (TVドキュメンタリー)
2006: 「Daemonen」 (短編)
2005: 「Random」 (短編)
2003: 「Prises de Vues」 (短編)
共同脚本:トーマス・ライダー
Thomas Reider
1980年、オーストリア・リーエンツ生まれの脚本家、映画監督。TVシリーズの脚本を手掛けるかたわら、ドキュメンタリー映画も監督。セバスティアン・マイゼ監督作品では本作のほかに「Still Life」(未・11)で脚本を、「Outing」(未・12)で共同監督を担当した。
撮影監督:クリステル・フルニエ
Crystel Fournier
1998年から撮影監督としてのキャリアをスタート。『燃ゆる女の肖像』(19)のセリーヌ・シアマ監督の初期作品『水の中のつぼみ』(07)、『トムボーイ』(11)や『ガールフッド』(14)で撮影を担当。スザンナ・ニッキャレッリ監督『ミス・マルクス』(20)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞撮影賞ノミネート、本作『大いなる自由』でヨーロッパ映画賞撮影賞を受賞している。
音楽:ニルス・ペッター・モルヴェル
Nils Petter Molvaer
1960年ノルウェー・スラ生まれ、北欧のフューチャー・ジャズを牽引するトランペッター。80年代半ばにアリルド・アンデルセン等のグループ「マスカレロ」に参加し、ヨーロッパを代表する名門ジャズ・レーベルECMから3枚の作品を発表。1997年ソロデビュー。ECMよりリリースしたアルバム「クメール」はノルウェー・グラミー賞やドイツ・レコード評論家賞に輝いた。
音楽:ペーター・ブロッツマン
Peter Brötzmann
1941年、ドイツ・レムシャイト生まれのサックス奏者。美術を志すもジャズに出会い独学でサックスをマスター。フリー・ミュージック界の重鎮でありながら、その活動は音楽だけにとどまらず、自らのレコードジャケットのほぼ全てをデザインするなど、グラフィック・アートの世界でも多くの作品を残し、個展も開いている。
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ハンス役:フランツ・ロゴフスキ
Franz Rogowski
1986年、ドイツ・フライブルク⽣まれ。2007年より俳優、ダンサー、振付師として活動。2018年にはドイツの公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品として「NO SEX」(岡田利規作・演出)にも出演。同じく2018年に『希望の灯り』と『未来を乗り換えた男』の2作品で主役を務め、ベルリン国際映画祭のシューティング・スター賞、ドイツアカデミー賞主演男優賞に輝いた。ほか、映画出演作は、ベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞したセバスチャン・シッパー監督『ヴィクトリア』(15)、ミヒャエル・ハネケ監督『ハッピーエンド』(17)、テレンス・マリック監督『名もなき生涯』(19)、クリスティアン・ペッツォルト 監督『水を抱く女』(20)など。2023年のベルリン国際映画祭では主演を務めた「Disco Boy」(英題)がコンペティション部門に、ベン・ウィショーと共演した「Passages」(英題)がパノラマ部門にそれぞれ出品された。
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ヴィクトール役:ゲオルク・フリードリヒ
Georg Friedrich
1966年、オーストリア・ウィーン生まれ。ウィーンのクラウス演劇学校で学び、1983年より俳優として活動を始める。2004年、ベルリン国際映画祭のシューティング・スター賞を受賞。2017年には「Bright Nights」(未)でベルリン国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。ほか、映画出演作にミヒャエル・ハネケ監督『セブンス・コンチネント』(89)、『ピアニスト』(01)、「タイム・オブ・ザ・ウルフ」(未・03)、ラウル・ルイス監督『クリムト』(06)、アレクサンドル・ソクーロフ監督『ファウスト』(11)、『ワイルド わたしの中の獣』(16)などがある。
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レオ役:アントン・フォン・ルケ
Anton von Lucke
1989年、ドイツ・ハンブルク生まれ。ベルリンのエルンスト・ブッシュ演劇大学で学ぶ。ドイツ史上最大の規模で制作されたテレビドラマシリーズ「バビロン・ベルリン」や、フランソワ・オゾン監督『婚約者の友人』(16)、2023年度アカデミー賞で作品賞含む9部門にノミネートされ、撮影・美術・作曲・国際長編映画の4部門を受賞したNetflix映画『西部戦線異状なし』(22)などに出演している。
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オスカー役:トーマス・プレン
Thomas Prenn
1994年、イタリア・南チロル生まれ。ベルリンのエルンスト・ブッシュ演劇大学にて学ぶ。2018年、ドイツ語圏で最も人気のある犯罪TVドラマシリーズ「Tatort」 のエピソード「Damian」でタイトルロールを演じ高く評価された。映画出演は、テレンス・マリック監督『名もなき生涯』(19)、『ホーホヴァルト村のマリオ』(20)ではオーストリア映画賞主演男優賞を受賞。Netflixのドラマシリーズ「バイオハッカーズ」(20)にも出演している。
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愛、喪失、そして羞恥を怯みなく描き切っている―この作品の虜だ。
–フランシス・リー(『ゴッズ・オウン・カントリー』監督)
衝撃的で、美しい。
–The Hollywood Reporter
魂が震える。
個人的、政治的、官能的なストーリーテリングの絶妙なマリアージュ。
–Variety
まるでフェルメールやレンブラントの絵画のよう。
美しい光で撮影された、じわじわと煮えたぎるようなドラマ。
–Screen Daily
この作品の静かなるパワーは、大げさな瞬間ではなく、微妙なディテールから生まれる。
フランツ・ロゴフスキの見事なまでに抑制の効いた演技にも注目だ。
–The Observer
非常に知的で、役者たちの演技が冴える刑務所ドラマだ。
ラブストーリーでもあり、逆説的なプラトニックブロマンスでもある。
–The Hollywood Reporter
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愛、喪失、そして羞恥を怯みなく描き切っている―この作品の虜だ。
–フランシス・リー(『ゴッズ・オウン・カントリー』監督)
衝撃的で、美しい。
–The Hollywood Reporter
魂が震える。
個人的、政治的、官能的なストーリーテリングの
絶妙なマリアージュ。
–Variety
まるでフェルメールや
レンブラントの絵画のよう。
美しい光で撮影された、
じわじわと煮えたぎるようなドラマ。
–Screen Daily
この作品の静かなるパワーは、
大げさな瞬間ではなく、
微妙なディテールから生まれる。
フランツ・ロゴフスキの見事なまでに
抑制の効いた演技にも注目だ。
–The Observer
非常に知的で、
役者たちの演技が冴える刑務所ドラマだ。
ラブストーリーでもあり、
逆説的なプラトニックブロマンスでもある。
–The Hollywood Reporter
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